2012年2月9日木曜日

ムンバイで、初めて病院のお世話に

月曜日の夜、どうも調子悪く気になったので熱を測ったら37.6℃。とにかくとっとと寝た。で起きて測ると38.1℃。「けっこう良く眠ったのに、しかも普通は体温低めの朝なのに」と、これはいよいよ病院へ行かなければならない事態だと悟り、家から近く評判も良い、大きな私立病院Lilavati Hospitalへ。

さて行ってみると、まず入り口はホテルやショッピングモールと同じでセキュリティチェック。そんで受付で「熱があるので診てもらいたい」と言うと、「外来の受付へ」とのこと。ウロウロしつつ「Out Patient's Department」とやらを見つけ、そこで聞くと「アポはあるか?」「ない」「初めてか?」「初めて」「じゃあDr.◯◯で良いですね?」「はい」とのやりとりの後「隣も窓口に並べ」とのこと。「はあ???」とよくわからず、またその隣の会計窓口で「Dr.◯◯に診て欲しい」と告げると、「初めてだったらこちらへ記入してください」とのこと。診察券を作るってことらしい。
で記入して提出すると、いきなり850ルピーかかった。診察券代50と初診料800。
ドクターの場所がわからず扉まで連れて行ってもらってそこの椅子にかけて待つ。

待つこと3−40分、ドクターに呼ばれて診察。熱の出た経過、せきが出ることなどを告げ、聴診器や血圧、体重を計る。「何で体重?」とは思ったけど、体重の5%水を飲まなならんそうだ。
「日本で流行っているから、インフルエンザの可能性がある、またデング熱やマラリアでないかも心配だ」と言うと、「なら調べましょう」とのことで、血液検査とX線検査をすることに。
で「明後日また来てください」ということでドクターの部屋を後にする。

さて、検査かと思って、場所がわからずウロウロしながら、検査の窓口にたどり着く。そこでもまずは支払いから。何事も先払いなのね。まあ逃げられなくって良いか。1450ルピーを支払い、またウロウロしつつ血液検査の部屋へ。
注射はまあフツーで、フツーにチクリとして、フツーに終わった。
X線の部屋もまたウロウロ、聞きながら聞きながらしてたどり着く。どこに書類を提出していいやらわからず、人の居る所で見せるとどうやら受け付けてくれたらしい。15−20分くらい待ったか、呼ばれて中に入ると島津製作所製のレントゲンが。おー、なかなか素晴らしい。これを見ると何か「信頼できる病院かも」と思ってしまう。
胸のレントゲンを取った後、頭部も。健康診断では撮られない場所なので不慣れだ。口を開けて押し付けるがしんどい。撮影後一旦外に出たが、写りが悪かったらしく頭部を撮り直し。ようやく終わった。

で最後が薬局。外部でも良いのかもしれないが、病院内に薬局があったので間違いないだろうと思い、そこに並ぶ。と言ってもきちんと並ばないので順番を抜かれているような気もしつつ、でも「はい次」って感じで処方箋をもらってくれて、薬が出た。643ルピー。

さて、帰ってから疲れたのか、何か横になりたい感じで、ベッドに横たわり体温を測ると、おっと39.1℃。39℃超えは小学生のときの麻疹以来か。気づくと1−1.5時間ほど眠っていた。

その夜は、さすがに熱が高いせいか、眠ってもすぐ起きて、水分を取っての繰り返しで、なんだか眠れたんだか眠れなかったのかわからん状態で水曜日を迎えた。
起きた頃は38.6℃、そのあとは解熱剤が効きだしたのか、37℃代へ下がってきた。

検査結果を聞く木曜日になった。昨夜は一度目が覚めたが一昨夜に比べるとけっこう眠れた。
朝電話でアポを取ってから、指定の11時の15分ほど前に着くように病院に行って、前回の要領で外来の支払い、窓口で「ドクター◯◯にアポを取っています」と告げ、部屋の前で待つ。まだ1組しかいないらしくけっこう早いかもと思っていたが、前の患者がぜんぜん出てこない。で11時を10分ほど過ぎた頃にドクターがやってきて、部屋のポストらしきものの紙を回収してから名前を呼んだ。「うん?」どうやら、支払いでもらった書類をポストに提出しないといけなかったらしい。2番目くらいと思っていた順番は4番目で、病院に着いてから1時間ほどかかってしまった。しかもドクター、11時からアポ受け付けてんのに、出勤11時10分くらいでっせ。まあインドならフツーか。

簡単に問診と聴診器の後、「検査結果のレポートは?」と聞かれて「はあ?」。どうやら自分でもらってこないといけないらしい。データをドクターに集めるような仕組みにはなってないのね。
さて、レポートの受取場所がまたわからず、ウロウロして受付で聞いて見つけ、ようやく血液検査結果受け取ると、「X線はあっちへ行ってね」と。またもウロウロして、「そうか一昨日のX線検査の受付か」と気づき書類を渡す。それからレポートを書いているらしく、15−20分ほど待つ。ようやく受け取りまたドクターの部屋へ。

さて御宣託は、と聞くと「Nasal Infection」だって。何それ?「I don't understand」と言いながら、もうちょっと説明してもらいつつ、電子辞書を取り出し単語を調べる。直接の訳が無いのでわからんがどうも「鼻の感染症」みたいな意味だ。
「汚れた空気とかそういうのが原因ってこと?」って聞くと、「そうだ」。「インフルエンザだと移すといけないので会社には行ってなかったが、会社に行っても良いか?」「問題ない」とのこと。
うーん、何かもうひとつ納得行かないというか、どうしてもインフルエンザだと思ってしまうのだが、まあとにかくデング熱やマラリアでなくて良かった。

日本でもそうかもしれないが、大病院というのは役割分担がされていて、 それぞれどこへ行かないといけないかがなかなかわからないし、システムがどうなっているかわからず、何を先にする(診察?支払い?)かもパッとはわからずややこしかった。相当ウロウロさせてもらいましたがな。
更に日本的感覚では検査結果はドクターに届けられていて、行ったらそれを元にドクターが「あなたの病気はね・・」と始まるかと思ったが、自分で集めた回らないといけないとは思わなかった。

インドらしく、Jobの分担が細かくなされて、かつお互い領分に踏み込まない、そういう感じの病院の運営である。正直初めてだと戸惑うことが大きかった。一度わかってしまうと次からは要領を得るとは思うが。
 

1 件のコメント:

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