2012年1月28日土曜日

カジュラホー&ヴァラナシ旅行第3日-ナショナルパークでのサファリとヴァラナシへ

今日は事前には全然知らなかったパンナナショナルパークへ行くことにした。運がよければトラも見られるとのこと。5時半にホテルを出発して30分強でナショナルパークの受付へ。そこでチャイを入れてもらいホテルから持参の朝食弁当、マサラ・オムレツ・サンドイッチを食べる。

朝食後いよいよサファリへ。ここまで来たマヒンドラの4駆(ジープ)の後部の幌をはずしてオープンにしそこに座った。さすがにまだ寒い。しばらく行くと、鹿がいた。その先にも別の種類の鹿、その後野生の犬という風情のジャッカルなども。ただトラが水のみに来るという場所には残念ながら姿なし。結局2時間ほどでクジャク、ワニ、猿、イノシシ、タカなど色々な動物の自然の生態を見ることができた。

ただハイライトとなるトラが見られなかったこと、群れがサルを除いてはそれほど多くなく、せいぜい一家族といった規模でいるという点で、ザンビアなどアフリカのサファリと比べて迫力と「うわー」というすごさ、例えば像の群れやカバの群れを見たときのような感じはなかった。

ホテルに戻ってシャワーを浴びた後空港へ。清算するに当たり色々手配してくれた旅行会社のお兄ちゃんに「ちゃんと請求書・領収書を書いて」と言うと用意していなかったらしく、慌てて空港の駐車場で誰か知り合いの帳票をもらってきて書いてくれた。「この調子だとひょっとしたら法外な価格を言ってくるか」と思ったが、そんなことは別になく、請求額はリストの価格を足し合わせたもの、5000ルピーだった。まあリスト価格が元々インドにしてはかなり高い価格に設定されているのでこれだけ渡せば十分だろう。

チェックイン後に何か食べようかと思ったが、売店のスナックしかなく仕方がなく「Oreoとコーヒー」と頼むと「300ルピー」だと。おいおい空港が高いとはいえそれはないだろうと「Too Expensive!」と言うと「OREOは米製のだ」という。「そんなもんいらん、インド製を出せ」と言ったらBritaniaのビスケットを出してきたので「それで言い」と言ったが、今度は250ルピー。おいおい、ふざけるなと思って交渉した結果結局150ルピーに、それでも通常の街のレストランのランチ並みなので十分高いが「まあ空港だから街中より高いのは仕方がない」と許してやった。

ヴァラナシではホテルがまったく取れず、ぜったいこのホテルでこの価格はありえないというホテルを取っていた。迎えに来たドライバーに聞くとどうやら医学の学会があるらしく市内のホテルと言うホテルはすべて満室だそうだ。いやー、やられた。
ホテルに着いてみると想像通りで、風呂トイレ共同のしょぼいホテル。まあでもヴァラナシ経由でカジュラホーまで行って、全くヴァラナシでガンガーを見ないというのも何なので、せめてガンガーだけは見ていこうと一時下車(下機?)したのだ。

荷物を置いて、怪しいのでパソコン他はスーツケースに入れて鍵をかけて出かけた。呼んでくれたオートリキシャも駐車場で待っててくれるとは言え良い値段だ。街がみんなで寄ってたかって旅行者から巻き上げている。まあ有名な観光地なんてそんなものか。
リキシャに下ろされた駐車場で「ボート」とおっさんが早速寄ってきてふりほどいたは良いがいったいどっちへでたらガンガーなのかさっぱりわからない。またなんでかiPhoneの調子が悪くGoogle Mapが全然表示されない。何となく「こっちかなー」とカンで進みつつあると、話しかけてきたおっさんが居て自分もガンガーへ行くというからついていった。そのうち後で「店を見に来い」というので「ははーん」と思いつつ、まあ多少買うくらいは良いかと思ってついていったらいきなり焼き場に連れていきやがった。で別の奴が出てきて話を聞いているうちに「ホスピスが隣だから見に来い」とか言う。「うん?これって地球の歩き方に書いてあったカネ巻き上げるやつ」と思ったので、振りほどきもうちょっとそばで焼き場を眺める。もっと体を焚き火で焼くような感じかと思っていたが、ちゃんと遺体は布でくるまれていて、薪とは言えうまく燃えるように色々な油を使っていて、焼けるのに3-4時間とちょっと長くかかるようだが、途中も姿がはっきりわかって生焼けということもなく、見た目は普通の火葬場で焼いているのとそうかわらない感じだった。
なんかもっとショックを受けるような場所を想像していたが、「まあこんなもんか」という感じ。むしろ名古屋の八事のほうが焼く温度が低いのか時間が短いのか、あるお葬式の時は骨がそのまま残りすぎていて個人的にはショッキングだった。

その後、おつきあいで彼の店へ付いていって、そんなに押し売りされるでもなく、でもまあつきあいで男性でも使えそうなシルクの小さいスカーフを1200ルピーから600ルピーに負けさせて買った。
その後またガンガーへ連れて行ってくれるかと思ったら、用が終わったら「ほかの人のところは行かなければならなくなった」とか言ってさっさと行きやがった。まあ一緒にいても鬱陶しいのであえて引きとめもしなかったが。

ガンガーはちょうど夜6時半を過ぎてPUJA(儀式)の時間。何ヶ所ものガートでPUJAをやっている。PUJAそのものは在庫センターの開所式とかで自分でもやっているので、やり方が違うとはいえ、まあでもそれほど面白いものでもなく、さーっとみて通り過ぎた。夕方だからか沐浴する人も誰もいない。これは明日の朝もう一度来て、見てみなくては、ガンガー自体の雰囲気は多少見たとはいえ、ガンガーを見たという感じがしなさすぎ。
ということでホテルに帰ってから明日早朝もう一度来ることとボートに乗ることを約束して手配してもらうことにした。

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