2011年3月12日土曜日

電車にトライ!なかなかの体験

ヴィクトリア駅近くにある電気街というか問屋屋街を一度見ておこうと思いでかけた。どうせ駅近くなので一度電車を試すことにする。家から15−20分くらい歩いてBandra駅へ行く。ちょうど駅の横のスラム街が先週火事で焼けたところらしく、テント小屋っぽくなっている。
切符の窓口で「Victoria Terminus」って言うと「今はそうは言わん、Chhatrapati Shivaji Terminus、略してCSTって呼ぶ」と言われた。「はあそうですか」と言いながら一等車を取ってもらう。52ルピー、約100円強。20km強あるはずだから、まあそんなもんかな。ホームに行ってスラムを眺めながら電車を待つ。女の子が尻を丸出しにして線路近くに大をして、長ーいの出てきたのには参った。しかもそのままふくでもなくちょっとづつズボンを上げて立ち去っていった。スラムドッグ$ミリオネアに出演していたルビーナ・アリちゃんもあんな感じで用を足していたのだろうか・・・。

そうこうしているうちにCST行きが来たので乗り込む。さすがに一等はガラガラだな、と思っているとおばさんが、「これは女性専用車よ!」と言う。「はあ?」と思いつつ仕方なく「Sorry」と言いながら降りたら電車が動き出して乗れなくなってしまった。やられた・・。
あきらめて次に発車する始発の列車の一等車に男が居るのを確認してから乗る。一等車と言っても冷房もないし、なにが一等なのかはよくわからん。一応シートが革っぽい??
思ったよりも駅間距離が短く、かなりたくさん停車する。8−9駅くらい行ってようやくCSTへ到着。所要時間32−3分ってところ。

まだ完全に止まっていないのに空きっぱなしの乗降口からおっさんが飛び降りる。そんなにあわてんでも・・・・。CST(ヴィクトリア駅) は終着駅らしく車止めがあるホームが6つくらいあって、そこに列車が止まっているとなかなか旅情がある。これは日本も欧州もインドも同じ感じだ。アブない、という話もあったが確かに一部に乞食っぽい人もいたが、まあ人が集まる駅というのはこういうもんだろう。スリに気を配ってさえいれば電車も乗れないことはないと感じた。ちょっと前の上野駅もそういうこと言われてたような気もする。まあ古今東西終着駅は同じようなもんだろ。

駅から10−15分ほど歩いて問屋街へ。といってもアキバほどの電気街っぽさが感じられない。うろうろしているうちにだんだんどのへんが電気街、問屋街かわかってきた。そうすると確かに産業用の電気器具、消費者向けの電気器具など並ぶ地区がある。見て回ると想定していた欧州メーカというよりかは、案外ローカルメーカとアジアメーカが扱われていることがわかる。台湾・韓国メーカがそこそこ並んでいるところを見ると我々が入るスキもありそう。と言ってもこっちの価格にどれだけ近づけるかが課題かな。トヨタのエティオスを見習った戦略が必要か?

問屋街を抜けて、ああ駅に戻った?と思うとそこは中央市場だった。ここも一見立派な歴史ある建物。せっかくなのでブラブラ見てまわる。もうちょっとマレーシアのウェットマーケットっぽいビショビショな感じを予想したが、夕方だったせいか肉・魚はもう扱っておらずそれほどビショビショ感はなく僕はそれほど不潔とは思わなかった。

市場を後にして歩いて行くとヴィクトリア駅が目に入って来る。切符売り場で「Bandra」と告げて100ルピー札を出すと「もっと細かいのないか?」と言うが「ない」と押しきると妙に釣りが多い。一等と言わなかったので二等車に乗ったと気づいた。わずか11ルピー(20円くらい)だ。一等の1/4以下。始発駅なので座っていける。確かに椅子は木製で差はあるが、一等車に5倍近い価値があるのか??
そう思っているうちにヴィクトリア駅を出発し次の駅に着く。何かえらいいっぱい人が乗ってくる。また次の駅。まだ止まっていないのにもう空きっぱなしの乗降口から乗ってくる。なんか気づくと人はいっぱいだし、こっちの椅子もなんか3人がけに4人も座っていてえらい狭い。うーん、これが二等車ってことなのね!?ようやく一等車の価値がわかってきた。こうなってくるとちゃんと目的の駅で降りられるのかどうかが問題になってくる。どうやら降りる一つ前の駅を出ると席を立ち、出口方面へ行くのが通常のパターンらしい。一生懸命外の景色を見ていると何となく見たことのある看板やなんかが眼に入る。これはきっと次だ、と思い席を立ち出口付近へ。幸いBandra駅は降りる人が多いらしく、下車困難にはならずに済んだ。

出て行く電車をよく見ていると一等車はガラガラ。まあ100円くらいなのであれば外国人である我々は、もし電車に乗るのであっても一等車に乗るべき、ということが今日の結論だな・・。

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