2011年6月4日土曜日

カンヘーリ石窟群(Kanheri Caves)

モンスーンシーズンに入った初めての土曜日の朝、ムンバイの北方にあるカンヘーリ石窟群へ行ってみた。家を出て40分くらい走ったところでSanjay Gandhi National Parkの入り口へ。INR70を払って中に入る。

ドライバーさんはここのすぐ近くで育ったらしく、自転車で良く遊びに来ていたようだ。そんな彼の勧めで石窟群を見る前に、虎やライオンのいるサファリを先に見ることにする。INR30でチケットを買ってバスへ。家族連れで賑わうバスに乗り込み出発。しばらくいくとケージがあって中に入る。ここからがサファリということらしい。ところがなかなか虎は居ず、やってきたのが檻の中居る虎。「うん?これがサファリ?」と疑問を持ちつつ、しばらく見ているとバスが動き出し、ライオンのケージへ。ここではちゃんとライオンがバスのそばに寝そべっていてそれなりに見ることはできた。
後で聞くと虎やライオンに襲われることがけっこうあるらしく、安全のためにこうなったようだ。ちょっと消化不良な感じでサファリを後にして石窟群へ向かう。


10分ほど奥へクルマを走らせて駐車場へ。外国人向け入場料INR100を払って中に入る。すぐ右手に岩に彫刻がされているのが見えてくる。そしてNo.3の石窟は圧巻。巨大な岩を彫って作った仏教寺院である。奥にストゥーパがあり柱には様々な彫刻がなされており素晴らしい。じっくりと見て隣のNo.4の小さいながらも仏像が多く彫られているのを見ていると、おじさんがやってきて色々説明をしてくれる。どうやらガイドらしい。いくらか聞くと「INR350」とのこと。ちょっと値切って「INR300」で合意した。おじさんは早速ここが9世紀の遺跡であることなどを語り始めた。

ガイドのおじさんは先を進めて、100以上ある石窟のうちポイントとなるNo.11,No.34,No.89,90,No.67を案内して歩いてくれた。最初のNo.11は当時の大学にあたる。数百人がこの中で学んだらしい。

そしてハイライトと言えるのが89と90の対になった石窟。ここの彫刻も素晴らしいが、何と90の入り口に「南無阿弥陀仏」の文字が。どうやら中国の僧がここ天竺まできて修行をしていたようだ。
最後のハイライトである100のブッダのある67を見てひと通りを見終えた。それにしても圧巻である。
正直ボクは世界遺産になっている、エレファンタ島よりも素晴らしいと思った。


気づくとお昼をかなり回っている。まだ雨には降られていないので駐車場へ降りて、腹ごなしに途中で見たショッピングモールへ行ってもらうことにした。しかし予想以上に素晴らしく充実した日となった。

写真

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